Tinys Yokohama Hinodecho

Culture

inside art「舞踏に触れる 価値観を転換する夜」 ~若きクリエイターの初ドキュメンタリーで感じる芸術 生と死とエロスのこと~

舞踏(Butoh)

初めて耳にされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

三島由紀夫、堤清二。多くの文化人に愛された土方巽。彼によって生み出された舞踏は今、Butohとして広く世界にも知られています。

「舞踏」は、普段は無意識のうちに内包している、人間としての「生、死、性」への揺らぎや感情を、一つ一つの「動き」として表現しており、またそれらは舞踏の振付「舞踏譜」として、3000以上の言葉になり書き記されています。その深さ、面白さはまるで深淵のように、底が知れません。

 

日常で隠されてしまっている、もしくは流れていく時間の中で見過ごしてしまっている、「生、死、性」への感覚も、舞踏というフィルターを通して、それらに気づき、感じることがきっとあります。生きること、死ぬこと、そしてエロス。まだ知らなかった自己の感性。

 

このイベントでは、若きクリエイター小森一太が制作したドキュメンタリーの上映、そして慶応義塾大学アート・センターの森下隆さんによるトークで、ここ横浜と舞踏との歴史を辿るとともに、舞踏の聖地、鎌鼬の里、秋田県羽後町の話もお聞きいただきます。

 

舞踏の芸術性や哲学、そこに垣間見える暴力性を纏ったエロティシズムを通して、舞踏の真髄を深める。きっと、皆さんと過ごすこの夜は、今内包している価値観を、転換する夜になるでしょう。土方が愛したスイカも、当日は秋田県羽後町産をご用意します。土方とともに、かぶりつきましょう!!

 

【こんな人に来て欲しい】

・アート、芸術に興味がある人

・自己の価値観の転換を体感したい人

・黄金町を知りたい人 ・秋田を知りたい人

・思いっきりディープな世界観を味わいたい人

◎タイムスケジュール

19:15開場

19:30スタート

19:40ドキュメンタリー上映

20:30上映終了、休憩

20:45トークイベント

21:30トーク終了

22:30フリー懇親会終了

【概要】

日時:2019年9月4日(月)開場19:15 終了22:-30

会場:Tinys Yokohama Hinodecho(神奈川県横浜市中区日ノ出町2-166先)

定員:会場50名

申し込み:https://peatix.com/event/1303180

※チケットサイトPeatixより事前にお申込みください。

会費:¥1,000- 

主催:U GO HOME PROJECT

特別協力:慶應義塾大学アート・センター/田代村体験協議会/NPO法人鎌鼬の会

【ゲストプロフィール】

森下 隆 

1950年福井県小浜市生まれ。学生時代の1972年土方巽の舞台公演「四季のための二十七晩」の制作に関わり、1978年パリでの「間展」まで続いた。土方巽の死後、アスベスト館に土方巽記念資料館を設立し、1998年慶應義塾大学アート・センターの土方巽アーカイヴの設立に参画。土方巽展の開催や土方巽本の編集・執筆、舞踏の海外公演の制作など、土方巽の舞踏を国内外で紹介する活動に従事。近年は鎌鼬美術館の設立で秋田にますます傾斜。秋田魁新報に『不世出の舞踏家土方巽〜秋田から世界へ』を連載中(現在259回)。

 

小森一太  

東京生まれ。 幼少時代をドイツで、中高を大阪で過ごし、国際教養大学に入学。NGOドイツ国際平和村、国連ボランティア事務所などでのインターンを経て帰国、秋田県五城目町でローカルの魅力に出会い、秋田へ移住。1年目の今は羽後町を拠点に「日本のローカル」と「世界のローカル」を橋渡しするプロジェクトに携わっている。今もっと学びたいジャンル:映像編集・アート・AGI

 

鈴木孝英 

U GO HOME PROJECT(UGHP)代表/コミュニティービルダー

1980年12月生まれ。東京生まれ秋田育ち 子の誕生やたくさんの出会いを通じて、ひとりひとりの役割や居場所作りの大切さに気づく。かつて薄かった秋田や地方への興味関心が高まる現在は、都市部に生きながら、地方に居場所を作る意味や価値を広げようと「U GO HOME PROJECT」を展開している。 2004年朝日新聞入社。販売局でマーケティング、新聞販売店の事業承継、コンサルティング、新規事業開発などを担当。17〜19年は記者として横浜に赴任。神奈川県政、県警、選挙や高校野球部などを担当。好きなジャンル:日本酒/旅/バスケ/地方/コミュニティ/アート

神田里佳子

福島県会津若松市出身。 2016年、地元会津に帰った際、大先輩に言われた一言をきっかけに、地元会津若松はもとより日本の様々な地域と関わりを持っていこうと決める。現在秋田県羽後町「U GO HOME PROJECT」や東京都墨田区で展開中の楽しみと嬉しみあふれる様々な“場”を作るために日々学びを深めている。羽後町を通して舞踏に出会い、その身体を通じた芸術性の高さ、そして哲学に共感し、世代や国を越えてその深さを知ってもらいたいと積極的に活動中。現在、日刊工業新聞社東京本社勤務。記者や企画などさまざまな企業を通じた業務を担当。 好きなジャンル:日本酒/アート/芸術/地方/組織論

 

主催:U GO HOME PROJECT

特別協力:慶應義塾大学アート・センター/田代村体験協議会/NPO法人鎌鼬の会