【イベント11/4(日)】高架下映画館〜オトナの生存戦略 映画Most Likely to Succeedにみるこれからのあり方〜
11/04(日)の夜。
今回上映するのは『Most Likely to Succeed(モスト・ライクリー・トゥ・サクシード)』という映画。
http://www.futureedu.tokyo/most-likely-to-succeed/
“リーダーシップ”や”マネジメント”や”教育”のあり方が変化していく中で、変化していく環境に適応できていますか?
『Most Likely to Succeed』 は、「人工知能 (AI) やロボットが生活に浸透していく21世紀の子ども達にとって必要な教育とはどのようなものか?」というテーマについて、「学校は創造性を殺しているのか?」TEDトークで著名なケン・ロビンソン卿、カーンアカデミーのサルマン・カーン氏、ハーバード・イノベーション・ラボ所属の、トニー・ワグナー氏などの有識者や多くの学校取材を2年間積み重ねられ制作されたドキュメンタリー作品です。2015年の公開以来、5000以上の学校や図書館、公民館といった公共施設や、SXSW edu を含む教育カンファレンスなどで上映されています。
引用:Most Likely to Succeed とは? – FutureEdu Tokyoより
”Most Likely to Succeed”ってどんな映画??
米国の教育カリキュラムは、戦争でロシアに負けたドイツが強い軍隊を組織するために全ての少年に始めた年齢別、科目別の教育を参考に1892年に制定された。当時米国は工業化を目指して、農民を均一した労働者に教育する必要があったのだ。教育システムの変更はそれ以来されていない。20世紀を通じてGDPが伸びれば、国民所得も伸びる時代が続き、読み書き計算が出来れば平均的な暮らしが出来た。しかし、1990年代後半からの急速な技術の進歩により中産階級に富をもたらした多くの仕事が奪われている。大学を卒業したら安定した職に就けるという時代は終わった。
かつて教育は賢人たちが議論を交わすものだったが、軍や工場のためにすべての子供たちに教育を施すようになると沢山の知識を持っていることが良しとされた。試験至上主義の中、子供たちは過度の時間を事実の記憶に費やし、貪欲に学ぶことへの意欲が失われていった。また、試験のためだけに記憶されその後使われることがない知識の9割は数か月で記憶から消えてしまうという実験結果も出ている。
情報化社会では国家や企業は知識を沢山持っている人ではなく、論理的思考力やコミュニケーション能力といったソフトスキルを持っている人材を求めている。それらの能力をどうやって身につけさせ評価したらよいのだろうか。
2000年にカリフォルニア州サンディエゴに開校したHigh Tech Highでは何をどれぐらいどう教えるかは教師の裁量に任されている。1年契約であるにも関わらず知的自由を求めて熱意ある教師が応募してくる。HTHでは教科書や試験、成績表がない。生徒たちはクラス単位でプロジェクト学習に取り組み、学期末に一般公開される展示会のための作品制作での失敗や成功を通じて人間的にも成長をしていく。
全米各地で古い教育制度から離れた大胆な試みが行われ始めているが、こうした新しい教育に関する長期的な研究結果はまだ出ていない。既存の教育制度を続けるも、新しい教育を選ぶのも賭けではあるが、我々は21世紀に相応しい新しい教育を検討すべき時期に差し掛かっているのではないだろうか。
予告編:https://www.youtube.com/watch?v=Ze5zNYSiIKM
“リーダーシップ”や”マネジメント”や”教育”のあり方の変化とは??
Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)
VUCA(ブーカ)と呼ばれる時代。
様々な世代、様々な国籍、異なるやりたいことできること。複雑な仕事環境の中では、上司が部下の業務を細かく管理することは現実的ではなく、部下のクリエイティビティを引き出し成果につなげることが求められる。自分がリードするのではなく、他者のリードを引き出す。部下の業務を管理するのではなく、部下のクリエイティビティを引き出す。
同じく教育環境も複雑で、教師は学習者が能動的に学ぶことを促すことが求められている。(一方向→双方向)
こんな人に来て欲しい。
・映画の話をしたい人
・子どもの教育環境が変化する中で、大人として危機感を覚えている人
・学ぶのが好きな人
などなど
■タイムスケジュール
17:00 開場
17:30 上映開始
19:00 休憩
19:10 対話の時間
20:00 中締め
開催概要
開催日 2018/11/04(日)
時 間 開場:17:00〜 開始:17:30〜 終了:20:00
参加費 2000円(ワンドリンク付き)
定 員 20名
申し込み https://peatix.com/event/446687/view
共 催 Tinys Yokohama Hinodecho × FutureEdu Tokyo
場 所 Tinys Yokohama Hinodecho 神奈川県横浜市中区日ノ出町2-166先(日ノ出スタジオ横)
アクセス 京急線「日ノ出町」徒歩3分、京浜東北線「桜木町」徒歩12分
コーディネーター/ファシリテーター 長南雅也
ゲームプログラマーから始まり、IT系企業を渡り歩き、Webエンジニア、UXデザイナー、データアナリストなど様々な職種経験を経て、IT企業の組織づくりに関わる。現在は、映画やアートを使ったワークショップを通して、人のクリエイティビティを引き出す道を探る。
中高生向けのオンライン学習サービスを担当していたことがあり、教育環境の変化(アクティブラーニングなど)や未来の教育(アダプティブラーニングなど)に触れる。Search Inside Yourselfコアプログラム(マインドフルネスを用いたEQ系リーダーシップ)を通じて、メタ認知の可能性に触れる。Kaospilot Creative Leadership Workshopを通じて、人のクリエイティビティを引き出すことの可能性に触れる。京都造形美術大学 アートコミュニケーション研究センターの対話型鑑賞講座を通じて、アートを使ったコミュニケーション教育やソフトスキルの可能性に触れる。
青山学院大学社会情報学部 ワークショップデザイナー育成プログラム 29期生、リトルトーキョー イベントディレクター、カレーの学校 8期生、popcornスクール 1期生&2期生。
過去にはBETTARA STAND日本橋で、柴田大輔さんと一緒に素晴らしい朝を再発見する朝上映会『朝渋映画部』を実施していた。
ファシリテーター 柴田大輔(コミュニティビルダー)
1988年生まれ。
秋田県秋田市出身 幼少の頃から、家族・学校・社会のコミュニティに疑問を抱く。
鎌倉を拠点にシェアハウスやゲストハウスの運営していた。
他にもカフェ・バル・家具屋に関わりながら、街のコミュニティづくりを。
2017年4月BETTARA STAND日本橋のコミュニティービルダーになり、映画上映・まちづくり・地域と連携した飲食のイベントなど年間200本以上の運営・企画を行う。
2018年5月Tinys Yokohama Hinodecho のコミュニティビルダーとなり、多様なイベントの企画・運営を行う。
2018年8月はじまり商店街(YADOKARI子会社)共同代表。
【Tinys Yokohama Hinodecho メッセージ】
高架下にはタイニーハウスが並ぶ。小さくて気軽なその家は、どこへでも自由に移動できる。そんなタイニーハウスでつくられた小さなホテルは、まちに開かれたリビングでもある。リビングは Living。暮らしていく場所のこと。その日をそのまちで暮らす。
「Tinys Yokohama Hinodecho」は京急電鉄高架下にある日本初の高架下タイニーハウス複合施設。タイニーハウスホステル等を備え、カフェラウンジでは、町に開かれたパブリックなコミュニティスペースとして各種イベントを開催しています。